視線解析
目は脳の出先機関、あるいは露出している脳とも言われています。目が情報を捉える(見る)と電気信号として、脳へ伝達します。視神経の速度は、時速500kmに及び、脳が信号を受け取り情報を判断するまで、0.002秒もかからないとされています。
そして、目の動き、つまり視線の向きによって、脳のどの部分にアクセスしているのかを判断できるのです。目の動きは、五感とも関連性があり、視線解析を上手く活用することで、記憶や創造など、私達の中によりよい戦略を構築することが可能になります。
【4つの脳葉】
前頭葉:主に計画・意思決定・目的行動に関係しています。
頭頂葉:主に身体の感覚情報を受け取ります。
後頭葉:一部は視覚情報に関連する機能を有しています。
側頭葉:聴覚・知覚・記憶などに関わる機能を有しています。
●視覚的創造(Visual Constructed)
●視覚的記憶(Visual Remembered)
●聴覚的創造(Auditory Constructed)
●聴覚的記憶(Auditory Remembered)
●身体感覚(Kinesthetic)●内部対話(Auditory Digital)
図表は、約80%の人が当てはまるとされ、かつ一般的な右利きの方に対応しています。聞き手が逆であったり、あるいは腕や足を組んでいる場合、反応が逆になる場合もあります。一部だけを見て決めつける判断をするのではなく、総合的に観察しながら、反応の違いに意識を向けることが大切です。
【ワーク】
全ての方向に視線を誘導させる文章や質問を考えて、相手の視線の動きを観察しよう。