別居中に復縁は可能?疎外感を感じる夫が考えるべき現実

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ご相談内容

私は妻と別居して2ヶ月ほど経ちます。週2〜4日の頻度で妻子の家に通っています。

私のいない日は、妻はワンオペ育児をしており、私は一人暮らししています。

別居理由は性格の不一致。家事や育児、日常のマナーにおいて、私の雑な面が妻の目につき、妻からいろいろと指摘を受けました。私は改善しようとメモを見返したり努力したのですが、子供が成長し、生活も変わりゆく中で、指摘事項は改善しても改善しても新たに発生。妻はストレスで疲れ果て、私も自分を責め続けてしまったので、クールダウンの期間として別居しています。

週2〜4日で妻子の家に通い、復縁を目指しているのですが、なかなか難しさを感じており、夫婦関係は悪化の一途を辿っております。具体的には、私と会っていない間に妻子の生活リズムができたり、新たなルーティンができたりするので、私がついていけていません。そのせいで喧嘩になったり、私がどうしようもなく疎外感や「必要とされていない」感を感じたりしています。

妻はもう同居を目指したくない様子です。

子供は妻に対して明らかに安心感を持っており、すくすく元気に育っているのがわかるのは救いです。

具体的に何を聞きたいというわけではなく……何かアドバイスなどいただきたいと思います。よろしくお願いします。

にったんの回答

いやー、これもかなり危機的な状況ですね……。最近の相談者さんには多いのですが、正直もうかなり手遅れな感じもしています。

というのは、何か一つ嫌な出来事があって、それさえ直してくれればという状態は、早めにつぶしておかないといけません。そうしないと、奥様本人も「何が嫌だったのか」がわからなくなり、「嫌だ」という気持ちだけが雪のようにどんどん積もっていきます。
一体なぜこんなに嫌なのかわからないけれど、とにかく嫌だ、という雪だるまが出来上がっているような状態ですね。そして、もう完全に凍ってしまっている。かなり危機的な状況だと思います。

正直、私は離婚を考えても良いのではないか、というふうに思っています。お子様が可愛い、離れたくないという気持ちはとてもわかりますが、そのままではおそらく誰も笑わない、幸せにならない結果が待っているように思います。

なので、次に生かすためにも、できるだけ奥さんと話をして、自分の何が良くなかったのか、どうしてほしかったのかという本音の部分を、できるだけ聞いておく。それを未来に生かす、という選択は現実的なラインではないでしょうか。

おそらく、お互いにクールダウンして戻ったとしても、一度「嫌い」になった相手を、特に女性がもう一度好きになるのは、かなり難しいと思います。結果的に、また相談者さんがかなり大変な思いをする、ということを繰り返す可能性が高いように感じます。

安易にこの意見に飛びついてほしいわけではありません。まずは夫婦関係についてしっかり話をし、何が嫌だったのか、自分の気持ちもしっかりシェアする。その上で、やり直すのが難しそうであれば、別々に暮らしていくという選択肢を取り、新しい人と一緒になることも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
子どもの人生ももちろん大事ですが、あなたの人生でもあります。

NLP的補足

NLP的な話で言いますと、これはラポールが大きく関わっています。ラポールというのは、信頼関係と訳されることが多いです。
「この人だったら話していってもいいな」「一緒にいると生存する確率が増えそうだな」と、無意識に感じる状態のことですね。

そのためには、相手に寄り添う必要があります。寄り添うというのは、単純に意見に同調したり、ただ一緒にいるということではありません。相手のコミュニケーションスタイルに寄り添う、ということです。

わかりやすく言えば、感情的に話す傾向がある人には、こちらも感情を乗せて話す。身振り手振りや、呼吸の仕方などを寄せていく、ということも含まれます。

そして、それをするためには、その前段としてキャリブレーション、つまり「観察」がとても重要になります。おそらく相談者さんは、キャリブレーションはできていたけれど、ペーシングができていなかったのではないでしょうか。
その結果、ラポールが築けないまま、関係が離れていってしまったのではないか、というふうに思います。

愛する人と生きていくーーその決断に勇気を

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この記事を書いた人

にったんのアバター にったん 米国NLP™協会認定NLP™トレーナー

米国NLP™協会認定NLP™トレーナー。
米国創始者から直接学び、日本国内外でNLPを実践・指導。
マネジメントゲーム(MG研修)において10年以上の実績を持ち、
延べ1,000人以上の経営者・ビジネスリーダーを育成。

また、国内最大級のパパコミュニティ「パパ育コミュ」の理事として、
育児・パートナーシップ支援にも積極的に取り組み、
朝日新聞・フジテレビ「ノンストップ!」等のメディアにも出演。

心理学・経営・家庭支援の三領域を横断し、
個人と組織の成長を支援する専門家。

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