ステイト

 ステイトとは、その時の精神的、身体的な状態・コンディションのことを表します。例えば、緊張している、リラックスしている、眠い、集中している、などです。ミルトンモデルやアンカリングを駆使して相手を誘導する上で、自分自身も相手が望むそのステイトになり、ペーシングをする必要があります。相手がリラックスをしたいと考えているにも関わらず、こちらが緊張していれば、相手はなかなかリラックス状態にはなれません。見落とされがちですが、このステイトをコントロールしていくことが、NLPのスキルの中で、最も重要なもののうちの一つです。

 また、ただ単純にモノマネをする、または怒っている動作をする、ということではなく、外面的にも内面的にも、その状態になることが重要です。顔で笑って、心で泣いていては、なかなかラポールを築くことが難しいでしょう。

 ステイトは、感情だけでなく、犬のステイト、オバマ大統領のステイト、サクラのステイト・・・など、役割を指して言う場合もあります。

【ワーク】ステイトの不一致

・Aさん、Bさんを決める。Aさんは、まず始めに話をします。最初に、話の内容を決定するカード(①)を引きます。そして、どのステイトで話すかを決めるカード(②)を引きます。
・Aさんは、①に関する話を、②のステイトで行ってください。
・交代、感想をシェアします。

【ワーク】ステイトチェンジでディスカッション
・グループで、感情と役割のステイトをたくさん作ってみましょう。

【ワーク】キャリブレーション
・Aさんを決め、ステイトが書かれた紙を引きます。
・Aさんは、そのステイトになるが、体は出来るだけ動かしません。
・周りの人が、Aさんをキャリブレーションして、Aさんのステイトをあてます。
・交代、感想をシェアします。

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この記事を書いた人

にったんのアバター にったん 米国NLP™協会認定NLP™トレーナー

米国NLP™協会認定NLP™トレーナー。
米国創始者から直接学び、日本国内外でNLPを実践・指導。
マネジメントゲーム(MG研修)において10年以上の実績を持ち、
延べ1,000人以上の経営者・ビジネスリーダーを育成。

また、国内最大級のパパコミュニティ「パパ育コミュ」の理事として、
育児・パートナーシップ支援にも積極的に取り組み、
朝日新聞・フジテレビ「ノンストップ!」等のメディアにも出演。

心理学・経営・家庭支援の三領域を横断し、
個人と組織の成長を支援する専門家。

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