よくまとめられたゴール

望ましい状態のためのよくまとめられた条件

  1. 肯定的に述べる。

 否定的な言葉は、実行段階においては、具体的に何を指しているのかが明確ではなく、合理的に機能しません。したがって、ゴールや結果、あるいは望ましい状態/方向性を肯定的に述べることが最も効果的です。

  1. 目標を望んでいる本人の内面から生み出され、本人が維持している。

 自分自身だけが、自分の感情や言動をコントロールできます。そして同じく、他者の感情や言動に責任はありません。望ましい状態は、他の人の行動や状況に左右されてはなりません。

  1. 五感を通して得られる反応(証拠)に基づいて方法を定め、評価したものである。

 少なくとも3つの主要な表象システムを使い、望ましい状態を出来る限り具体的に設定し、脳がより深い理解をする言語を使います。そうすると、望ましい状態、結果や目標への方向性が定まり始め、プロセスも定まり始めます。

  1. 現在の状態から派生する肯定的な結果を保持している

 人がとる全ての行動の裏には、必ず肯定的な意図があるため、その意図は望ましい状態となった後も、維持される必要があります。

  1. 外部のエコロジーに適応させる

 望ましい状態は、その人の周りの状況全てのためになるものでなければなりません。新しい行動が、家族や友人、仕事などへ、どのように影響するのかを確認する必要があります。

望ましい状態を引き出す質問

  1. 肯定的に述べる。

・あなたが望んでいることは何ですか?具体的に述べてください。

・肯定的に言い換えるとどうなりますか?(否定的な言葉の場合)

・その状態は、いつ、どこで、誰といる時に望ましいものなのですか?

  1. 目標を望んでいる本人の内面から生み出され、本人が維持している。

・それを達成するために、あなたにはどんなリソースがありますか?

(自分でコントロールできるものであるかなどもチェックする)

・望んでいることを手にするために、あなたが最初に出来ることはなんですか?

  1. 五感を通して得られる反応(証拠)に基づいて方法を定め、評価したものである。

・その状態が実現したとき、どのようにしてそれが分かりますか?

・その時、何が見えたり、聞こえますか?感触はありますか?香りや味はどうですか?

・あなた自身はどんな姿をしていますか?声はどんな感じでしょうか?

(実際にやってもらってもよい)

  1. 現在の状態から派生する肯定的な結果を保持している

・その目標を達成すると、どうなりますか?

・達成したら(しなかったら)、何が起きますか?(起きませんか?)

・その問題を抱え続けることで、何か失わずにすむものはありますか?

・実現する価値があるということは、どのようにして分かりますか?

・その結果を得られない方がいいということはありますか?いつ、どこで、そして誰といる時にそういう状況が考えられますか?

  1. 外部のエコロジーに適応させる

・それはあなたの人生にどう影響しますか?家族、仕事、友人などについてはどうでしょうか?

・この状態を手にすることで、何が変わるでしょうか?

現状を引き出す質問

・問題はなんでしょうか。具体的に述べてください。

・それが問題だということは、どのようにして分かりますか?

・その問題を、どんな風に抱えているか、分かりますか?

・それが問題になるときは、どんな時ですか?

・その問題は、誰と一緒にいる時に起こりますか?

・その問題は、どこに存在するものなのでしょうか?

・この問題を変えようとするのを妨げているものはなんですか?

コンテンツに入り込まず、現状がどのようになっているかを意識して観察しましょう。

現状のサブモダリティを引き出して、調整していくことも可能です。

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