目次
- 相談内容:子どもが食事を嫌がるとき、どう対処していますか?
- 無理に食べさせることのリスクと短期的成功の限界
- 親子の信頼関係と食事:ラポールの重要性
- キャリブレーション:子どもの状態を正しく理解する方法
- NLP的なアプローチ:無理強いせずにリードする方法
- まとめ:自主性を尊重し、親子の信頼を築くための食事アプローチ
ご相談内容:
① お悩み相談について
子どもの食事中の対応について、悩んでおり相談させてください。
現在、幼児を育てています。食欲自体はあり、よく食べるほうだと思うのですが、ときどき特定のおかずを嫌がったり、最初に少し口にしても途中から受け付けなくなったりすることがあります。年齢的にそういう時期なのだろうとは思いつつ、対応に迷っています。
家庭内では、子どもが嫌がる様子を見せた場合でも、もう少し粘って食べさせたほうがいいのではないか、という考えと、無理に続けないほうがいいのではないか、という考えが分かれています。実際、強く促して口に入れると「おいしい」と気づいて食べ進めることもありますが、多くの場合は激しく嫌がって泣いたり、口から出してしまったりします。
そうしたやり取りが続いた結果、「これ以上は難しい」と判断して食事を切り上げることもあり、その際には子どもが大きく泣いてしまうことがあります。食事をきちんと終えたときの楽しみにしているものが得られないことで、余計に気持ちが荒れてしまうようにも感じます。
一方で、嫌がった時点ですぐに下げてしまう対応を繰り返すと、好き嫌いが強くなったり、要求が通りやすいと学んでしまうのではないか、という不安もあります。かといって、泣き叫ぶほど嫌がっているものを無理に食べさせることが、本当に子どものためになっているのか分からず、葛藤しています。
子どもによって合う対応が違うことや、明確な正解がないことは理解していますが、同じような場面で、他のご家庭ではどのように向き合っているのかを知りたく、意見を伺いたいと思っています。
無理に食べさせることのリスクと短期的成功の限界
無理に食べさせるという方法は、確かに短期的には成功することがあります。しかし、長期的には子どもの食事に対する嫌悪感を育ててしまい、親子の信頼関係に悪影響を与えるリスクがあります。
食事を無理に押し付けられることで、子どもは「食べること自体が嫌いだ」と感じてしまうかもしれません。この結果、食事の時間が親子にとってストレスの原因となり、食事そのものを楽しむことが難しくなる可能性が高いです。
親子の信頼関係と食事:ラポールの重要性
親と子どもの間において、NLP(神経言語プログラミング)ではラポール、つまり信頼関係を築くことが非常に重要です。信頼関係がしっかりと築かれていないと、親の指示やアドバイスに子どもが反発する可能性が高まります。
子どもが信頼を持って接する相手からのアドバイスであれば、自然と受け入れる姿勢ができ、無理強いしなくても自ら食べることを選ぶようになります。反対に、信頼がない状態で無理に食べさせようとすると、子どもはますます拒絶するでしょう。
キャリブレーション:子どもの状態を正しく理解する方法
NLPの「キャリブレーション」という概念では、相手の状態を正確に観察することが重要です。子どもが食べたくないと感じている原因を理解するためには、キャリブレーションを行い、子どもの体調や感情を把握することが不可欠です。
例えば、味や食感が合わない、見た目が嫌い、あるいはその時の気分や体調が影響しているかもしれません。これらを理解した上で、無理強いせずに対応することが必要です。
NLP的なアプローチ:無理強いせずにリードする方法
NLPでは、相手のペースに合わせて寄り添いながら少しずつリードする「ペーシング」と「マッチング」という技法を用います。無理に押し付けるのではなく、子どもが自然に食事に興味を持つようにサポートすることが大切です。
例えば、最初は子どもが好む食材を中心に提供し、少しずつ新しい食材を取り入れることで、食事に対する抵抗感を減らすことができます。また、子どもの状態やペースに合わせることで、無理なく新しい食材に挑戦できる環境を整えられます。
まとめ:自主性を尊重し、親子の信頼を築くための食事アプローチ
子どもの食事においては、無理に食べさせるのではなく、子ども自身の自主性を尊重しながら信頼関係を築くことが大切です。信頼関係をベースに、子どもが自然と食べ物に興味を持ち、自ら選ぶ環境を整えることが、長期的な食育に繋がります。
親としては、子どもが「食べなければならない」と感じるプレッシャーを減らし、楽しく食事ができるような場を提供することが大切です。これにより、食事が単なる栄養補給の時間ではなく、親子の絆を深める大切な時間となるでしょう。




