僕は食べるのが嫌い

僕は食べるのが嫌いだ。

けれど、家族で食卓を囲むときは美味しそうに食べようと努力している。 家族で会話をするときは、楽しそうに楽しんでいる。

なぜなら

私は食べるのが好きじゃない。

噛むのも。

飲むのも。

手を動かすことすらも。

ナマケモノだからじゃない。

あんまり興味がない。

味そのものに興味がない。

栄養に関しては、40歳も目前にして、多少の気遣いはあるけれど。

それより

「みんなでそろって食べましょう」がもっと辛い。

犬になって、「待て」と言われている気分だ。 さらに「ごちそうさま」のタイミングまで同じにしようとする。

わたしは、さっさと食べ終わって、皿洗いと掃除と明日の保育園の準備などを終わらせたい。 休憩は全部終わってからにしたい。

とはいえ

「じゃあ独りで食べたら?」とは言われたくはない。流石にそこまで言われる筋合いはないね。

令和の時代で、いろんな価値観がある、とか、多様性とかダイバーシティっていうけれど

なかなかこんなこと考えてるなんて口には出せない。

だから

別に分かって欲しいとも思わない。分かってもらえなくて辛いことはない。だからその気持ちを飲み込むことは多い。

そんな中でも、

妻は管理栄養士。 おかげで、うちの子供達はあんまりカゼをひかない。料理好きなので、いつも美味しい料理を作ってくれる。 子供の好き嫌いをなくす工夫にもぬかりがない。

家族のことは大切に思っています。 でも、 ちょっとでも長く一緒にいたい、とか、少しでもたくさん思い出を共有したい、とは思っていません。 一緒に遊びたい、とか、成長を間近で感じたい、とか、あんまり思わない。

私は、妻と結ばれたい。妻に褒められたい。 育児はそのための期間限定の修行なんです。

だから、私はご飯を食べます。 妻が作ってくれたご飯を。 おいしそうに。 楽しそうに。

やっぱり、「夫婦」やねんな。

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