第二子、興風(おきかぜ)の名前の由来
はじめに
皆様、いかがお過ごしでしょうか?今日は私たちの第二子、男の子の名前「興風」についてお話ししたいと思います。この名前は「おきかぜ」と読み、私たちの深い願いが込められています。
名前に込めた思い「時代に風を興すひとになってほしい」
「時代に風を興すひとになってほしい」というシンプルな思いに加え、実はもっと多重な意味があるのです。それは、私と妻の思いを子供に託すこと、「パートナーシップを深める人生は素晴らしい」という理念です。
名前の由来:藤原興風から拝借
「興風」という名前は、百人一首の歌人、藤原興風から拝借しました。彼の歌の中にある「たれをかも知る人にせむ 高砂の松も昔の友ならなくに」は、深い感慨を呼び起こします。
歌の解釈
小名木善行さんの解釈によると、この歌は以下のような意味を持っています。 「愛する妻を京都に残し、関東で単身赴任して、一生懸命仕事を頑張ってここまで出世はしたけれど、歳をとって周りの友達も亡くなり、結局最後に思うのは、都に残してきた妻のことだなぁ…」
高砂の松の象徴
高砂の松は「夫婦和合」の象徴であり、室町時代の世阿弥の中でもそのような話が出てきます。歌人は、友達を失った悲しみの中で、「松を昔からの友達ということにしようか」と考えているわけではありません。
私たちの願い
私たちがこの名前に込めた願いは、「時代は移り変わるかもしれないが、男女が苦難を乗り越えて理解し合うことは素晴らしいことだ」という思いです。私たちから生まれたあなたが、その気持ちを忘れないように、名前を持っていてほしいと願っています。
パートナーシップを深め続けたいという私たちの思いが、「興風」という名前には詰まっています。これからも家族として共に成長していきたいと思います。
それでは、失礼いたします。