
ご相談内容
愚痴になってしまいますが……。
妻の体調不良や感情の起伏に関して、ホルモンのせいなら仕方ないという雰囲気にどこかモヤモヤしてしまいます。
急に厳しい言葉を投げかけられたり、ちょっとしたことで泣かれたりして、疲弊しながら一日を終えたと思ったら、翌日に生理が来たと知らされる——そのパターンが続くと、さすがにきつくなってきます。
「なんでもかんでもホルモンのせいか」「男性には分からないからどうしたらいいのか」という気持ちでいっぱいになります。
にったんの回答
「彼氏」をやめて「女友達」になる——それが妻に寄り添う一番の近道
これは、おそらくほとんどの男性が経験することなんじゃないかなと思いますので、深く共感いたします。女性は生理や、特に出産などを経るとホルモンのバランスが変わる——という言い方もアレですが——男性と比べてかなり気持ちの浮き沈みや状況の変化があると言われています。男性には到底経験しようのないことですけれども、一般的には「それを包み込んであげる器を持ちましょう」みたいなことを言われますよね。
多分ほとんどの人はやってるけど、なかなかうまくいかせるのが難しいんじゃないかなと思います。それはですね、たぶんヒーローになろうとしているからだと思うんです。もしくは上司になろうとしたり、彼氏になろうとしたり——相手の問題を解決してあげようとか、相手の言ってることを整理しようとか、かっこよく解決して「すごい」って言われたい。そういう彼氏彼女の頃の記憶があって、まだそれを求められてるんじゃないかという誤解があると思います。
なので、今あなたが取るべき戦略は「女友達になってあげること」ですね。解決策を提示しないとか、ただ寄り添って隣にいてあげるとか、理解を示してあげるということが非常に重要になってきます。私もこれですごく悩みましたので、まず彼氏になるのをやめましょう。そのためには、判断したりアドバイスしたりするのをやめます。これは結構難しくて、やり始めてもすぐ妻に突っ込まれたりするんですけど、根気よく繰り返していくことでだんだんと受け入れられるようになっていきますので、トレーニングを積み重ねていきましょう。
NLP的補足
タイムラインの違いが、すれ違いを生む
NLPの話をしますと、「タイムライン」というところが今回の一つの観点としてあるかなと思います。女性はどうしても「インタイム」——つまり今この瞬間に没入していて、過去に何があったかが見えづらい傾向があります。それに対して男性は時間を俯瞰的に見ることができて、過去・現在・未来が一直線上に目の前に見えているようなイメージを持つ人が多いですね。
なので前後のつながりや文脈を非常に重視して、出来事は思い出せても、そのときの気持ちまで思い出すのはなかなか難しい、という違いがあります。お互いがその立場に立っているので、相手の時間の見方が理解できなくてイライラしてしまう、ということが起こるんじゃないかなと思います。
重要なのは、場面や目的に合わせてインタイムになったり、スルータイムになったりできるということです。
愛する人と生きていくーーその決断に勇気を
妻の感情の波に疲れてしまうのは、あなたが不誠実だからじゃありません。一生懸命に向き合ってきたからこそ、疲れるんだと思います。「ヒーロー」でなくていい。ただ隣にいる「友達」として関わる——その小さなシフトが、ふたりの関係をずいぶんと楽にしてくれるかもしれません。愛する人と生きていくーーその決断に勇気を。





