
ご相談内容:仕事してただけなのに、なぜ怒られるの?
愚痴になってしまうのですが、聞いてください。
普段は決まった時間に仕事を終えているのですが、ある日突然、終業間際に打ち合わせが入り、定時を1時間ほど過ぎて帰ることになりました。
すぐに連絡を入れて帰宅したのですが、妻の機嫌が悪くなってしまって……。泣きながら「なんで事前に連絡してくれないの?いつも私ばっかり育児やってる!」と言われてしまいました。
急に決まった打ち合わせなのに、事前に連絡なんてできるはずがないし、遊んでいたわけでもなく仕事をしていただけなのに、なぜ怒られなければいけないんだろう……と戸惑っています。
にったんの回答:まず謝る、そして落ち着いてから話す

女性とうまくやるには、相手に共感することが大切だとよく言われますよね。多くの男性が、アドバイスをしたり自慢話をしたりするよりも、話をしっかり聞いてあげる方がうまくいくという結論に達することも多いと思います。
ただ、相手と同じ気持ちになれないときも、当然あります。今回のご相談のように、自分がなかなか共感しにくい場面では、言葉が悪いですが「とりあえず謝っておく」というのも一つの方法だと思います。これは「雑に謝る」という意味ではなくて、その場では納得できていなくても「俺が悪かった」と言葉にする、ということです。
そして、お互いの気持ちが落ち着いて状況が安定してから、改めてもう一度、状況を確認し合ったり、心のこもった謝罪をするというところがポイントです。どうしても「状況さえわかってもらえれば」「大変さを理解してもらえるかも」と思いがちですが、感情が渦巻いている段階では、特に女性は相手の理屈を聞こうとすることがなかなか難しいんです。
溺れている人に税金の仕組みを説明しようとしても無理なように、まずは溺れているところから助けてあげるか、上がってくるのを待つ必要があります。男性はどうしても白黒つけたくなったり、言い訳したくなったりするものですが、そのモヤモヤした感じを少し残しておいていいんです。3日後や1週間後に「あのときのことについて話したい」と伝えてもいいと思います。
「なんで?」と聞かれても、その理由を問われているわけではなくて、「今溺れていて苦しいから助けてほしい」と言っているんだと変換できると、少し気持ちがラクになるかもしれません。
NLP的補足:ラポールがなければ言葉は届かない
NLP的に言うと、ラポールがとても重要です。相手に自分の言うことをわかってもらうためには、まず信頼関係の構築が必要になります。全く関係性のない通りすがりの人から何を言われても、なかなか聞く耳を持ちにくいですよね。「この人だったら話してもいいかな」「聞いてもいいかな」と思える状態、それがラポールです。
ラポールを築くためには、相手と自分が似たような存在であると感じてもらえるよう、相手のペースに合わせてマッチさせていく必要があります。そのためにはまず、相手のことをよく観察する「キャリブレーション」という段階が必要になります。血液型や性別はそう簡単には変わりませんが、相手の感情や考え、状況はその場その場でどんどん変わっていきます。だからこそ、観察し続けることが重要なんです。
ラポールが築けていないうちは、こちらの話はなかなか通じません。もし今ラポールが築けていないと感じるなら、まずは自分の意見を言うのをぐっと抑えることが大切だと思います。
まとめ:感情の嵐が収まるのを、まず待ってみよう
感情が高ぶっているとき、相手に正論を伝えようとしてもなかなか届きません。まずは「わかった、俺が悪かった」と一言。そして嵐が収まってから、あらためて話す機会をつくる。それだけで夫婦の空気はずいぶん変わるかもしれません。ラポールは一日でできるものじゃないけれど、小さな積み重ねが信頼になっていきます。
愛する人と生きていくーーその決断に勇気を





