閾値パターン
人には、我慢の限界があります。でも、じわじわとその閾値を上げていくと限界も徐々に上がっていってしまいます。そこで、あえて一気に閾値を超えさせて「もう、イヤ!もう我慢できない!」という状態にするのです。
「もうたくさんだ!!」
閾値パターンとは、その人自身を“変わらない”ネガティブな体験をたくさんスタッキングすることによって行動を変えるようにするためのテクニックです。
●閾値パターン1
1)その人に否定的な行動の結果体験したあらゆる最悪の体験について考えてもらいます。
2)その体験すべてが同時にすべて起こったかのように想像してもらいます。それらを鮮やかでパワフルで強烈なものにします。
3)ネガティブな行動について考えながら、ネガティブなフィーリングをパワフルにスピンさせます。
4)これをすることによって、彼らは自分が「もうたくさんだ」と思うような閾値を超えることになるでしょう。
●閾値パターン2
1)不安や恐れを感じて戸惑った場面を5つ思い浮かべてください。
2)そう感じた最初の場面を映画にしましょう。そして2度目、3度目、4度目、5度目も同じようにします。
3)まとめて、次から次へと連続して映像を流しながら、そこには馬鹿らしいほど、恐ろしく怯えている自分の姿が見えてきます。
4)連続した5つの映画を見ながら、画像をより大きく、明るくしていくと、本当に自分の姿が馬鹿らしく思えるようになります。映画を何度も流し、あなたが本当に恥ずかしいと思うまで続けてください。
5)これはもうバカバカしい、もうたくさんと思うまで続けること。