夕飯前にお菓子はアリ?共働き家庭で起きた夫婦のすれ違い

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ご相談内容

ご意見をお聞きしたくて、お伺いします。
※私はパパの立場です。

私(パパ)が帰宅したのは20時ごろでした。そのとき、ママが「夕飯を作るのが遅くなったから」という理由で、夕飯前にねるねるねるねのようなお菓子を子どもにあげていました。正直なところ、これはどうなのかな?と感じました。

我が家は共働きで、私の帰宅はだいたい毎日19時半ごろです。そのため、保育園の送迎や夕飯の支度は、基本的にママが担当してくれています。お風呂についても、基本的にはママの段取り次第で進みますが、ママが子どもをお風呂に入れると、その後の流れが全体的に遅くなりがちです。

夕飯までに時間が空くこともあり、18時ごろからおやつをあげること自体はよくあります。ただ、お風呂のタイミング次第では、20時前後におやつをあげることもあります。

私(パパ)としては、おやつをあげるにしても、もう少し軽いもの、例えばラムネ程度でいいのではないかと思っています。場合によっては、夕飯前にはあげなくてもいいのでは、と感じることもあります。

というのも、おやつの影響で夕飯をあまり食べないことがあり、目先のおやつを与えることで、かえって子どもの食事リズムを崩してしまうのではないか、子どもにとって可哀想なのではないか、という考えがあるからです。

帰宅した際、ちょうど子どもがお菓子を食べようとしていたので、私が「それならデザートにしたら?」とママに伝えたところ、ママはその一言に強く反応し、怒ってしまいました。

私の感覚がおかしいのでしょうか?

にったんの回答

ふむ、なるほど。
それぞれのご家庭には事情やタイムスケジュールがあるので、何時までに何を食べるか、という点は一概には言えません。調整しながら進めていくものだと思います。

パパにもママにも、それぞれ自分のサイクルがあります。そのサイクルが合わないのは、ある意味当然のことです。スケジュールが定まらない子どもに、どう接するかについてズレが生じるのも、自然なことだと思います。

現実的なラインとして、どのようなスケジュールが良いのかを話し合うこと自体は、とても大切です。ただ、「デザートにすればいいんじゃない?」という一言は、相手に強く刺さってしまった可能性があると感じます。

奥さんにも、本当は「18時くらいに夕飯をスタートして、ゆっくりお風呂に入る」といった理想の流れがあるのだと思います。そこがうまく回らず、お互いに少し固まってしまっている状態なのかもしれません。

その状況での一言が、「あなたが悪い」と言われたように受け取られてしまうマインドになっていた可能性もあります。そういうタイミングでのアドバイスが、カチンとくるのは仕方のないことだと思います。

どんなお菓子が良いのか、どこまでを許容するのかは、二人で話し合って決めることが大切です。もし子どもが話し合いに参加できそうであれば、子どもも交えて話をしてみてください。

子どものことなのに、子どもを話し合いから外してしまうケースは意外と多いです。子どもは思っている以上に話がわかります。できる範囲で一緒に参加してもらい、決めていくことが大事だと思います。

NLP的補足

NLP的に見ると、メタモデルの「ロスト・パフォーマティブ」が関わっていると感じます。
「何時ごろまでには〇〇したほうがいい」「これはやらないほうがいい」といった判断が、いつの間にか前提になっていないでしょうか。

それは一体、誰が決めたことなのか。誰が言ったことなのか。そして、なぜ子どもがそれを守らなければならないのか。改めて考えてみてください。

ここは、パパの価値観とママの価値観がぶつかるポイントです。結果として同じ結論に至ったとしても、そのプロセスを知っているかどうかで、受け取り方は大きく変わります。

なぜ自分はそれが大事だと思っているのか。なぜ相手はそれを大事だと思うようになったのか。お互いに質問し合いながら、話を進めてみてください。

愛する人と生きていくーーその決断に勇気を

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この記事を書いた人

にったんのアバター にったん 米国NLP™協会認定NLP™トレーナー

米国NLP™協会認定NLP™トレーナー。
米国創始者から直接学び、日本国内外でNLPを実践・指導。
マネジメントゲーム(MG研修)において10年以上の実績を持ち、
延べ1,000人以上の経営者・ビジネスリーダーを育成。

また、国内最大級のパパコミュニティ「パパ育コミュ」の理事として、
育児・パートナーシップ支援にも積極的に取り組み、
朝日新聞・フジテレビ「ノンストップ!」等のメディアにも出演。

心理学・経営・家庭支援の三領域を横断し、
個人と組織の成長を支援する専門家。

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