妻が何度も「離婚したい」と言う…理不尽さと向き合う夫がまず整えるべき視点

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ご相談内容

初めまして。 また妻に「離婚したい」と言われました。これで4回目くらいになります。 私は40代前半で、上場企業に勤めています。 妻は30代半ばの専業主婦で、子どもは0歳。最近、難病指定を受けました。 妻は気分の波があり、何か不満があるとすぐに離婚を切り出します。 発達障害の疑いもあり、 • すぐ怒る • 面倒くさがり • 潔癖気味 • 癇癪を起こす • 思い通りにならないと物を投げる • 嘘をつく、人のせいにする • 周りの目を過度に気にする • やるべきことを先延ばしにする といった特徴があります。 最近の例では、妻が恋愛映画を観ていたとき、偶然「事故のシーン」が出てきたことに激怒し、 「正月に縁起が悪い。仕事ばかりで家にいないから、こんな映画を見ることになるんだ」と私に当たりました。 理由が分からず、妻の両親に相談しても「正月は理不尽なことで喧嘩するものだ」と返され、理解できませんでした。 子どもは病気があるため、訪問看護にお風呂をお願いしたり、妻の母が月に1回、一週間ほど手伝いに来てくれます。 私は激務で、深夜2〜3時に帰ることも多く、育休も取れません。残業は毎月100時間以上です。 それでもできる範囲で、 • 週1回の休み確保 • 朝の離乳食、オムツ、マッサージ • 液体栄養の交換 • 食器洗い、ゴミ出し、家計管理 • 休みの日は夜中の寝かしつけ などはやっています。 本来は在宅勤務の予定でしたが、妻が話しかけたり指示を出してきて仕事ができないため、在宅を断念しました。 妻を楽にしようと家事をしても、私のやり方が気に入らないと言って怒るので、やめざるを得ませんでした。 今回妻が不満にしているのは、 • 離乳食を作っても食べてくれず「作り損」だと思う • 「あなたがいないから、子どもが食事を一緒にできず可哀想」 • 子どもが夜泣きして寝られない • 「あなたの世話をしたくない」 • 「子どもとずっと一緒にいて疲れた」 • 「自分の時間が欲しい」 といった内容です。 しかし実際には、妻は私の帰宅時や休日にYouTubeを見る時間もあります。 「世話」と言っても、お弁当を作ってくれる以外は自分でしています。 正直、他の家庭と比べるのはよくないですが、妻のほうが周囲よりサポートされていると思います。 また、育児に向いていないのでは…と感じることもあります。 これは発達特性によるものなのか、単に理不尽なわがままなのか、判断がつきません。 家庭にいても私は気が休まらず、職場にいるほうが楽です。 妻は「他の家庭はもっとやっている」と言いますが、自分は努力不足なのかと毎回自問しています。 何度も離婚を言われると、本当に疲れます。 私は子どものことがあるので離婚しませんが、毎回この状態に向き合うのが辛い。 もし離婚したら、最も苦労するのは妻だと分かっていますし、子どもにも影響が大きいと思っています。 この状況にどう対応したらよいでしょうか?

にったんの回答

考え方や態度の話なので、一見すると心理的な問題であるようにも思いますが、それだけではないかもしれません。

日々の生活習慣や食べ物、運動といったものを見直すだけでも、気持ちが安定することはあると思います。

極端に言えば、栄養バランスが整った食事をしっかり取り、運動して眠れば、心理学を学ばずとも元気に過ごせる、という考え方もあるかもしれません。

もちろんバランスが大事ですが、取り組みやすいのはまずここだと思います。 論理的な思考やマインドを変えることは、意外とエネルギーも時間もかかります。

病気かどうかについては私には判断できませんし、専門家でもありません。ただ、心の問題というのは、怪我や明らかな病気より「どう解釈するか」が大きく影響することもあるように思います。

元気でも病気とされてしまう場合もあれば、その逆もあります。

大事なのは、他者の客観的な判断ではなく、夫婦としてどう生きていきたいのかという点ではないでしょうか。

発達障害だと認定されたから態度を変える、というのも苦しいと思います。

理想論かもしれませんが、そのしんどさを受け入れるのか、今回の人生ではそこを諦めるのか、どこに線を引くのかを決めないと、前に進みにくいのかもしれません。

とはいえ大変な状況だと思いますので、一緒に乗り越えていけたらいいのではないかと感じています。

NLP的補足

今、ご相談者さんの奥様はネガティブ依存に陥っているのではないかと思います。

何をしても意味がないように感じたり、自分の存在意義を見失ってしまうような状態かもしれません。 一方で旦那さんは、ポジティブ自立に寄ってしまっている印象があります。

「私は悪くない」「妻が何とか治したらいい」という視点になると、自分の内側にあるネガティブな点を見逃してしまうことがあります。

どんなときでも、自分自身を見つめ直すことが大切です。妻が発達障害かどうかというより、「自分はどうありたいか」「どんな家庭をつくっていきたいか」の方が重要です。

どうしたらいいのかは、まず自分が何を望んでいるのかを明確にしないと決まりません。今感じている不安や苛立ちを丁寧に掘り下げてみてください。

奥様の分析だけでは意味が薄く、あなた自身の内面を見つめることが鍵になります。

まとめ

パートナーの感情が揺れ続ける状況は、心身に大きな負担がかかるものだと思います。相手の特性を見極める前に、ご自身の軸や限界を丁寧に整え、夫婦としてどう生きていくのかを静かに決めていくことが大切ではないでしょうか。

愛する人と生きていくーーその決断に勇気を

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この記事を書いた人

にったんのアバター にったん 米国NLP™協会認定NLP™トレーナー

米国NLP™協会認定NLP™トレーナー。
米国創始者から直接学び、日本国内外でNLPを実践・指導。
マネジメントゲーム(MG研修)において10年以上の実績を持ち、
延べ1,000人以上の経営者・ビジネスリーダーを育成。

また、国内最大級のパパコミュニティ「パパ育コミュ」の理事として、
育児・パートナーシップ支援にも積極的に取り組み、
朝日新聞・フジテレビ「ノンストップ!」等のメディアにも出演。

心理学・経営・家庭支援の三領域を横断し、
個人と組織の成長を支援する専門家。

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