油性ペンで叱る育児?夫婦の価値観が噛み合わない時の考え方

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ご相談内容

子どもとの関わり方をめぐって、家庭内で感じている違和感について書かせてください。

子どもが何かに取り組みたいと言ったとき、親としての関わり方や使うものの選択によって、その後の雰囲気が大きく変わる場面があります。意欲を尊重したい気持ちと、結果として起きるトラブルへの対応がうまく噛み合っていないように感じることがあります。

ある場面では、子どもの年齢や扱える範囲を考えると、もう少し負担の少ない選択肢もあるのではないかと思いました。ただ、その提案は「子ども扱いになる」という理由で受け取ってもらえず、考え方の違いを強く感じました。

相手には専門的な背景やこだわりがあり、それ自体を否定したいわけではありません。ただ、その結果として、子どもが緊張したり、つらそうな様子を見せたりする状況に、戸惑いを覚えています。

なぜその選択が優先されるのか、自分には理解しきれない部分があり、どのように受け止め、向き合えばよいのか分からず、行き詰まった気持ちになっています。

にったんの回答

なるほど、芸術家タイプの奥さんということで、自由にさせてあげたいけども、現実としてなかなか難しいというところですよね。

子供には自由に育ってほしい、クリエイティブな子になってほしい、というのは、多くの親御さんがなんとなく望んでいることだと思います。最近は「社会に必要とされる立派な人になってほしい」と言う人は少なくなったようにも感じますね。

ただ、それを実際にやっていくのはかなり難しい。難しくしている要因の一つが、夫婦の対話の少なさだと思います。夫婦2人で落ち着いて話をする機会は、実はとても少ないと感じています。

問題が起こってから「どうする、どうする」と考えるのではなく、お互いが何を大切にしているのか、その折り合いをつける努力をすることが必要だと思います。

難しいのは、自分が無意識に思っていることを言葉にすること、そして相手とのちょうど良い中間点を見つけることです。さらに言えば、一度決めた方向性を修正するのには、かなりエネルギーが要ります。

だからこそ、ちょこちょこと「この方向性でいいか」をお互いに確認する必要が出てきます。普通の解決法だと思われるかもしれませんが、実はこれをやっていない夫婦はとても多いです。

会社であれば、上から言われたことに従う構図がありますが、夫婦は対等な関係です。その分、調整はとても難しい。今、かなり難しいことに挑戦されているのだ、という前提を持ってください。そして、すぐに折り合いがつくものではない、と思っておいてほしいです。

NLP的補足

これは、ある種のビリーフが関係している可能性がありますし、マトリックス的な観点からも捉えられると思います。

ビリーフで言えば、「一貫性を持った行動を人はしなければならない」という考えを、ご相談者さんが持っているのかもしれません。ただ、人間は本来、そんなに一貫性のある存在ではありません。10秒前に言ったことを、平気で裏切ることもあります。

それでも、小さい頃から「約束は守りなさい」と教えられてきた人ほど、「一貫していなければならない」と強く思いやすくなります。

一方で、奥さんの中には、少しアイデンティティが定まりきっていない部分があるのかもしれません。今は、どこか固定のポジションに立っているというより、子供に振り回されている状態にも見えます。

芸術家的に「自由に描いていいよ」と言うポジティブ依存のような状態から、実際に描き始めると困って「描いたらダメ」とネガティブ自立に振れたり、旦那さんから指摘されると、また別のポジションに揺れ動く。そうして、ぐるぐるとエネルギーを消耗している可能性もあります。

その意味では、「一貫性」よりも、「感情を安定させること」のほうが大切かもしれません。家を塗り絵仕様にするのか、落書きしてもいいペンを使うのか、紙に描くように工夫するのか。現実的な調整は、やはり必要になってくると思います。

愛する人と生きていくーーその決断に勇気を

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