
ご相談内容
パートナーに不満があるわけではないのですが、自分の感覚が世間とズレていないか確かめたくて相談させてください。
現在、夫婦ふたりで育児休業を取得しています。家事や育児にはできる限り取り組んでおり、パートナーからも「不満はない」と言ってもらえています。ただ、ケンカになったとき、うまく感情を受け止めきれないと「気持ちに寄り添えていない」と指摘されます。そのときに「育休をやめて働けばいい」「今の状況をありがたく思うべき」といった言葉をかけられることがあります。
自分の感覚では、育休はどちらも対等なものであり、「取らせていただいている」と感謝したり、許可をもらったりする性質のものではないと思っています。パートナーがそう言うなら従うつもりですが、このモヤモヤを抱えたまま頑張り続けるのが難しくて……。
自分の感覚が世間とズレているから努力が必要なのか、それとも「うち独自のルール」として割り切るべきなのか。スッキリした気持ちで向き合えるような着地点を探しています。
にったんの回答
価値観が似た夫婦ほど、変化への対応が難しくなる

夫婦で価値観が合う、似ている、近いといった理由でうまくいくというのは否定しづらいのですが、この「うまくいく」というのが意外と厄介で、似た者同士は変化への対応がとても難しくなるというマイナスの側面もあると思います。安心感は得られると思いますし、そういう夫婦でのほほんと過ごすのがいいということであれば、それはそれでいいのですが、実際にはなかなかそういうケースは少ないですね。
話し合い続けることが、夫婦には絶対に必要
この相談者さんのケースで言いますと、やはり2人がどういうふうに進めていきたいか、暮らしていきたいかということを、話し合い続けていく必要が絶対にあると思います。結婚した当初は盲目だったということもあったかもしれませんが、こういう価値観でやっていこうねという合意はあったと思います。ただ、価値観や大切にしていることは日々変わっていくものです。子どもが生まれたりすると、さらにその価値観が変わってくると思います。なので、お互いが何を大事にしているのかを確認し続けることは、絶対に必要でしょう。
意見を合わせる必要はない
とはいえ、意見を合わせようとしたり、どちらが正しいかを決めようとしたり、今すぐ答えを出さないといけないと思う必要はないと思います。夫婦の意見を合わせる必要はない、というのが私の考えです。子どもが混乱するからと、夫婦で同じことを言うべきだという方もいらっしゃいますが、我々は「パパはこう思ってるよ。ママはこう思ってるんじゃないかな。ママに聞いてごらん」といった形で伝えたりします。2人の意見を聞いた上で、自分がどうするかは自分で決めなさい、というスタンスです。なので、その場でどんどん決定をしていかないといけないということはしなくてもいいと思います。判断を保留にするということも必要かと思います。
対等な対話を重ねることが、パートナーシップの土台
重要なのは、ともに2人で考え続けるということだと思います。その際、お互いの対等性を重んじて、対話を重ねていくようにしてください。どちらが上でも下でもないし、どちらも正しいというケースはあります。自分は何か違うと感じていても、相手の正しさを尊重するということが、パートナーシップにおいて特に重要だと思います。
NLP的補足
ゴールの先に、誰かが犠牲になっていないか
NLPの補足として、「よく形成されたゴールのエコロジカルチェック」というところが関わってくると思います。おそらく相談者さんは、ゴールとして家族円満のようなイメージを持たれていると思います。ただ、そのゴールが達成できたとき、何か不都合が生じませんか?という観点も持つようにしてください。
このままだと、パートナーとお子さんだけが幸せになって、相談者さん自身が疲弊してボロボロになってしまう可能性があります。そうならないためにはどうすればいいのか、改めてゴールの形を明確にし、ゴールが達成されたときに誰かが嫌な思いをしたり、大変なことが起こらないかという部分まで考えてみてください。
愛する人と生きていくーーその決断に勇気を。





