FAQ

よくあるご質問にお答えしてまいります。

知るだけで、 学んで実践すれば、すぐに変われますか? 

 実践をすれば、すぐに効果は表れると思います。 ただ、実践し忘れるとまた元に戻ってしまいます。 

 そのため、楽に学んで大きな効果を得たい方はこの心理術は厳しいものだと感じると思います。 じっくりと努力をし続け、一生使っていこうと臨む覚悟が必要かもしれません。 

 とは言いつつも、世にいうスパルタなセミナーというわけではもちろんありで、まずは気軽に参加してみて、 直観的にもっと学んでみたいと思われたら続けてみるという形でスタートされてはいかがでしょうか?

具体的なテクニックを教えてほしいのですが・・・

 稽古の場で、「みなさん、このテクニックは必ず覚えてください」 というように、 何か特定のテクニックをお伝えするということはしておりません。 人間関係は流動的です。 同じ相 手に対して同じことを言っても、 前に会ったときは喜んでくれたのに、 次に会ったときには ムッとされた、というようなことはよくあります。 そのような流動的なものに対して、「こ のテクニックを使えば必ずうまくいく」というものをお伝えすると、 結果的には人間関係の悪化につながります。 

 ただ、 必要に応じて 「最近こういうテクニックがあると聞いたので、一度やってみたい」 というような提案や試みは大歓迎です。 なかなか普段の生活だと試せないことを稽古の中 で試すということは行っていただいて構いませんし、 私の方からも提案をさせていただくことはあります。 

何か具体的なアドバイスは頂けるのですか? 

 参加者同士で議論をしたり、知っている知識を試してみたりしてフィードバックをしあう中で、 自分自身で気づきを得る場と機会を提供しています。 そのため、 私を含め参加者全 員が相手に対して、「○○しなさい」 とか、 「○○した方がいい」 と上から目線でアドバイス をせずに、「私はこう感じた」というあくまでフィードバックに留めておくことを理想としています。あなた自身がアドバイスをくださいと願い出て、相手が了承すれば、それはそれでよいかと思いますが、基本的にはアドバイスは相手に求められてから行うことが理想だと考えます。

人間関係にテクニックを持ち込むなんて、なんだかずるいことをしているような気がするのですが…

 その気持ちはすごくよくわかります。ただ、あなたの相手に対する気持ちが本物でも、その気持ちを伝え、相手の役に立つためには、言葉の使い方や態度、ある種の専門知識が必要かもしれません。論理や知識に加え、相手を観察したりタイミングをうかがったりするスキルを磨けば、相手に何か貢献できる可能性が上がります。ただ祈っているだけでは相手のためにはなりません。それでもあなたがまだ引け目を感じるようであれば、あなたはまだ自分の利益を優先してしまっているのだということだと思います。相手を思う気持ちとスキルの両方が大切なのです。

段位や初級、中級などは設けないのですか?

 良い人間関係を築くためのポイントは、「対等性」だと考えています。そのため、どちらが優れているのかという客観的な指標は、対等性を損なわせる要因になりやすいと考えています。どんなに心理を熟知した人でも、まったく心理を勉強していない人からでも学ぶことは必ずあるはずです。年齢を例にとれば、どんなお年寄りだって、赤ちゃんから学ぶことはあると思います。段位やランクを設けてしまうと自がついていいという側面もあるのですが、常にどんな人や状況からも自分を見つめて変えていくことが大事なのだという思想があります。

ペアワークで相手と話をしてみて、あまり何も感じなかったのですが、どのようにフィードバックすればいいのでしょうか?

 こちらから、「その場合はこれを言ってください」という文章はありません。「私は特に何も感じませんでした」と素直に伝えてもいいし、「そんなことがあったんですね」と共感を示してみてもいいでしょう。
ただし、会話が少しぎこちなくなってしまうパターンはいくつかあります。例えば、「上司に叱られて落ち込んでいるんです」という話を相手があなたにしたとします。


・アドバイス:「誠意をもってちゃんと謝罪をした方がいい」
・批判:「話が分かりづらいから、結論から話してほしい」
・自分の話:「私の場合はね…・」
・一般化:「最近はそういう人もいるんだね」


あくまでも私の経験上ですので、参考にしていただけると幸いです。

相手の話をうまく聞いてあげられる自信がないのですが…

 そんなあなたこそ、ぜひセミナーに参加して、うまく話を聞いてあげられる存在になりましょう。とはいっても、いきなり好きなように!と言われても難しいと思いますので、ある程度ヒントのようなものはお伝えはさせていただきますので、困ったらそれを使ってみて、だんだん直観的に、柔軟にコミュニケーションができるようになればいいかなと思います。
 また、コミュニケーションにおいてのNG 行動はありますので、そちらもお伝えをしますので、そちらをできる限り避けながら会話をするだけでも、かなりコミュニケーションの質はよくなります。練習の場という前提で集まっているので、どうぞ失敗しに来てください。
 普段、会話をした後にその会話を振り返る機会はなかなかないと思います。とても貴重な体験ができると思いますよ!

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