目次
【お悩み相談内容】妻の神経質さに疲れたとき
妻と喧嘩しました。 私としては、妻が少し神経質すぎるように感じていて、もう少し楽観的になってほしいと思っています。 妻は、私の両親に会うと気疲れするようで、2週間に1回のペースで会うのが嫌だと言います。それだけなら理解できますが、私が子どもを実家に連れて帰ることにも、「自分が育児を任せきりにしているように思われるのが嫌」と不満を口にします。私は「そんなこと思わないよ」と伝えても、「親の世代はそういう価値観だ」「数年前のあなたの親の発言が嫌だった」と言われてしまいます。 この話から発展して、「親にばかり会わせて、家族3人の時間を作ってくれない」とも言われました。私の感覚では、週休2日のうち片方に予定が入っても、もう片方で3人の時間を過ごせるから問題ないと思うのですが、妻からすると違うようです。 さらに喧嘩の中で、「私の話に共感してくれない」と言われました。正直、何年も前のことを掘り返して「あの時は嫌だった」と言われても、なかなか共感する気になれず、寄り添うのに疲れてしまいました。 妻の神経質さについて具体的に言うと、保育園見学では6園中3園しか「入れていい」と言いませんでした。(保育士さんの対応や方針が気に入らなかったようです) また、外出先ではお店を出るたびにアルコール消毒を求められます。帰宅後は必ず部屋着に着替えるルールです。 前提として、私たちは共働きで、妻は現在育休中。私は職場復帰しており、子どもは8ヶ月です。
にったんの回答(個人的見解)
まあとてもよくわかります。私の妻もおおらかではあるものの、管理栄養士をしていることもあって、食費や栄養に関しては細かく口を出してきます。可愛いものではありますが、ご相談内容を読む限り、ご主人もなかなか大変な状況かもしれませんね💦
これは「2人の普通」がぶつかっている状態だと思います。脳は燃費が悪い臓器なので、「普通こうする」というパターンを作って省エネしようとします。普段はそれでうまくいくのですが、他人との「普通」が違うと、強いストレスを感じる人も多いものです。
そして厄介なのは、その「普通」という基準に無自覚なとき。周りがバカに見えたり、自分がうまくいかない理由を他人のせいにしてしまうので、問題が解決せずに繰り返されてしまいます。
自分の普通を基準にすると、「君は神経質だから気をつけて」となり、逆に相手は「あなたが鈍感だから気を使って」となる。まさに無限ループです。基準を変えろという話ではなく、お互いがどんな基準を持ち、どんな意図でそうしているのかを話し合うことが大切です。「その基準、本当に必要かな?」と一度一緒に考えてみてはいかがでしょうか。
NLP的補足
NLPの観点から見ると、今回は「メタモデルの名詞化」が関係していると思います。「普通」「常識」といった言葉は、私たちが素早く判断するには便利ですが、夫婦や親子のように考え方が異なる関係では、むしろ邪魔になることもあります。
夫婦関係は、自分のパターンを崩す絶好の機会です。相手がバカに見えたり、イライラしたときこそ、自分の中のパターンに気づけるチャンス。「自分はなぜイライラしているのか」「相手のどの部分をバカだと思っているのか」を紙に書き出してみましょう。
最初は骨が折れる作業ですが、慣れてくるとコミュニケーションがスムーズになります。相手の世界の見方に触れると、自分の「普通」も少しずつやわらかくなるかもしれません。
まとめ
夫婦は「同じ方向を見て歩く他人」です。だからこそ、お互いの普通を押しつけ合うより、「どんな意図でそう感じるのか」を理解しようとする姿勢が関係を育てます。共感は“同意”ではなく、“理解しようとする態度”です。
焦らず、少しずつ歩み寄りながら、家族の「新しい普通」をつくっていけるといいですね。
愛する人と生きていくーーその決断に勇気を。
【本文文字数:1754字】







			
			
			
			
			
			
			
			
			
コメント