ご相談内容
(今回はママさんからのご相談です)にったんさんは、どんなふうに気持ちを発散されていますか? 毎日が忙しくても、時々「ふと虚しくなる瞬間」ってありませんか?
夫は感謝の言葉をかけてくれますし、愛情表現もしてくれる方だと思います。 ただ、私は「期待はしない」と決めているんです。 自分で動いて、何でも自分でやってしまうので、気づけばストレスが溜まり、ある日突然どっと疲れが出てしまうタイプです。
夫は素敵な人ですが、少し昔気質な面があり、どこか亭主関白なところもあります。 育児や家事もやればできますが、私も仕事・育児・家事をこなしていたら、1日なんて本当にあっという間に終わってしまいます。
大人になると、友人と話す機会も減り、お出かけの回数も少なくなります。 家事も育児も仕事も「当たり前」になって、誰かに褒められることもほとんどありません。 そんな日々の中で、ふと虚しさや悲しさを感じる瞬間があります。
もちろん、夫も長時間働いていて疲れているので、私ばかりが大変だとは思いません。 それでも、「夫が帰ってきたい家」でありたいと意識している分、自分の気持ちを吐き出す場所がなく、気づいたら心が張りつめていることがあります。
にったんさんは、そんなときどうされていますか? どうやって心のバランスを保ち、気持ちを整理されていますか? 同じような気持ちを経験されたことがあれば、ぜひ教えていただきたいです。
にったんの回答
すごく献身的で素敵なお悩みだと思います。 ママさん自身の悩みとしてお答えしますね。
まず、女性の傾向として「相手のことを思うあまり、確認や会話を省いて空想の中で進めてしまう」ことがあります。 そして、何度もそれを繰り返すうちに、それが現実のように感じてしまうこともあると思います。
最初は伝えようと思っても、男性にはあまり響かず、やがて「言っても仕方ない」と話すのをやめてしまう。 その結果、再び空想の中で気持ちを整理しようとして、孤独が深まってしまうんですね。
でも、本来、思いというのは一度で伝わるものではありません。 日々の変化に合わせて、定期的に棚卸しのように話をする必要があります。
「きっとこうだろう」「分かってくれないだろう」と考えるよりも、冷静に感情的にならずに話し合う。 そして相手の気持ちも聞く——この積み重ねが大切だと思います。
ちなみに、私たち夫婦は「感情のシェア」と呼んで、片方が感情を話し、もう片方はただ聞くという時間を設けています。 話し切ったら交代し、互いに「そう感じていたんだね」と理解し合う。 最初は難しいかもしれませんが、続けるうちにお互いの気持ちが自然と見えてきます。
ぜひ、試してみてください。
NLP的補足
人間関係マトリックスの視点から見ると、今お二人は「クロスしにくい関係」にあるのかもしれません。 奥様は一人で家事や育児を頑張り、自立的に前向きに動くタイプ。 そのエネルギーが切れると、ネガティブな依存状態へと揺れ動いてしまう傾向があります。
一方、旦那さんはその反対側のクロスにいる可能性もあります。 そのため、寂しさや虚無感、「どこか繋がっていない感じ」が生じるのかもしれません。
これはあくまで仮説ですが、やはり旦那さんが何を感じているかを知ることが第一歩です。 お二人で腹を割って話す機会を設けることが、関係を深める一番の近道だと思います。
愛する人と生きていくーーその決断に勇気を







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