ご相談内容
こんにちは。夫との身体的な距離感について、戸惑いを感じており相談させてください。
最近、夫にふとした場面で体に触れられることに、強い抵抗を覚えるようになりました。以前は気にならなかったのですが、今はとても嫌だと感じてしまいます。
あからさまに拒んだり、冗談めかして嫌がると相手の機嫌が悪くなるように感じるため、喜びも抵抗も示さず、無表情でやり過ごすことが増えました。
自分の中では、考えるのを止めて耐えている、という感覚に近いです。夫のこと自体を嫌いになったわけではありません。
ただ、産後の影響なのかは分からないものの、胸やお尻に触れられることが本当に嫌だと感じています。それも、寝室の中ではなく、着替え中や家事の最中など、日常の何気ない場面で触れられることが多く、余計につらく感じます。「今は触れられると嫌だと感じてしまう」と伝えたこともありますが、気持ちを理解してもらえていないように受け取っています。冗談のような言い方で、「体は夫婦のものだ」という趣旨の発言をされたこともあり、その言葉が心に引っかかっています。
また、「自分の体のことは自分で決めたい」と伝えると、「それなら別の行動をしても仕方がないのではないか」というような返答をされることもあります。冗談として言われる場合も、言い合いの中で出る場合もありますが、何度も繰り返されるうちに、本心なのではないかと感じてしまい、苛立ちと同時に落胆する気持ちが湧いてきます。普段の生活の中でも、髪型や服装について「好みに合わせてほしい」と言われることがあり、私自身の選択が尊重されていないように感じる場面があります。
育児で時間に余裕がなく、髪を短くしたいと思っても否定的な反応をされたり、服装についても意見を強く言われたりします。すべてに従っているわけではありませんが、「配偶者だから合わせるのが当然」という考え方を向けられているように感じています。
家族としての情はありますが、異性としてどう向き合えばいいのか分からなくなってきています。
これが産後特有の変化なのか、年齢によるものなのか、自分でも判断がつきません。もし一時的なものだとしても、いつ頃気持ちが戻るのか見通しが立たず、不安があります。
その一方で、時期について繰り返し尋ねられることがあり、育児で疲れ切っているときには、正直つらく感じてしまいます。夫は家事に協力的で助かっている部分も多いのですが、だからといって、嫌だと感じている状況で応じることには耐えられない、というのが今の正直な気持ちです。
にったんの回答
これは非常に危機的な状況ですね。
といいますか、自分にも当てはまる部分がたくさんあって、人ごととは思えないというか、
「自分も、もしかしたらそのように考えていたのかな」と思うと、反省するしかないなと感じます。
結局は、お二人がどのようにしたいのか、ということを必ず決めないといけないと思います。
ただ、傾向としてお話しできることがあるかなと思いますので、お伝えします。
男性は、関係が近くなればなるほど、相手や関係そのものを「自分の体の一部」のように感じてしまう傾向があります。
古来、狩猟をもとに生きてきた男性にとって、道具や武器をうまく使えるようになることは、大きな喜びでした。
それが、妻や子ども、仕事へと、どんどん広がっていってしまうのです。
ただし、それはあくまで意識の問題であって、実際にはそういうことではありませんよね。
結婚したからといって、奥さんの体が旦那さんのものになるわけではありません。
ここは、はっきりとした問題だと思います。
本能だから仕方ないとして生きていきたいのか。
それとも、本能を理解したうえで、自分の意思の力で生きていきたいのか。
ここで、人生が分岐していくのだと思います。
「仕方ない」として流して生きていくのか、
それとも「自分の意志を持って生きる」のか、というところですね。
また、産後は強烈にオキシトシンが出ている時期です。
おそらく旦那さんは、その中で「仲間認定」されてしまったのかもしれません。
人は、仲間だと認識した相手に対しては非常に親密になりますが、
一方で、そうでないと認識すると、極端に距離を取ってしまうという、少し厄介な性質も持っています。
ただ、これがなければ、赤ちゃんを育てきれず、育児放棄に近い状態になってしまうこともあります。
そういう意味では、必要な仕組みでもあるのです。
それを知らない男性は、奥さんに嫌われようとしているわけではないのに、
結果的に嫌われる行動を取ってしまうことがあります。
ただ、これも「本能はそうなっているが、意志としては別の選択ができる」という話です。
そこをどうしていくのかは、やはり決めるしかないのだと思います。
場合によっては、二人きりで抱え込むのではなく、
信頼できる友人などを交えて話をしてみることで、少し立ち止まって考えるきっかけになるかもしれません。
とはいえ、なかなか骨の折れる作業だとも思います。
NLP的補足
さまざまな観点が絡んでいると思いますが、
今回特に大きいのは「バリュー(価値)」と「クライテリア(基準)」のズレなのかなと感じています。
「幸せな結婚生活」という価値があったとして、
では、何がそろえば「幸せだ」と言えるのか。
その条件や判断基準を、クライテリアと呼びます。
幸せを構成する要素と、その優先順位が、
お二人の間で違っているのかもしれません。
上位の価値観が同じでも、
下位のクライテリアが違うと、同じ方向を目指しているように見えて、
実際にはまったく違うものを求めている、という状態が起こります。
だからこそ、「何が大事で、どれを一番にするのか」。
価値観の優先順位を、二人で一度並べてみることが、
一つの手がかりになるのではないかなと思います。
愛する人と生きていくーーその決断に勇気を





