男性でも「ガルガル期」のような感情は起きる?義父母への違和感の正体とは

目次

ご相談内容

私は現在、育休を取得しており、生後4ヶ月の男の子のパパです。 今回は、自分でもうまく解決できない悩みがあり、ご相談させていただきます。 私は男性ですが、いわゆる「ガルガル期」のような感情を妻の両親(義母・義父)に対して抱いてしまいます。 義父母が私の見えないところで息子を抱っこしたり、あやしたりしている場面を想像すると、不快感が湧いてきて「早く返してほしい」と強く思ってしまいます。 (もちろん、目の前で抱っこされていても同じ感情になります。) また、妻が実家に泊まりに行くときには、私の見えないところで息子がたくさん抱かれていることを想像し、つらくて仕方がありません。 義父母は、息子のことをとても可愛がってくれていますし、私に対して嫌なことを言われたり、意地悪をされたこともありません。 それなのに、なぜか「ガルガル期」のような強い嫌悪感を抱いてしまい、理由が自分でも分からず困っています。 同じような感情を持ったことがある方、または過去にそのような状態から回復した経験がある方はいらっしゃいますでしょうか。 かなり悩んでいるため、何かご意見をいただけるととても助かります。

にったんの回答

まあ、分かりやすく説明するために「女性にはこういう傾向がある」と語られることがありますが、それは要するに女性ホルモンにはそういう働きがあるということで、さらに言えば、その女性ホルモンが男性に全くないということではありません。 おそらく、そのガルガル期めいたものを引き起こしているのはオキシトシンだと思います。 オキシトシンは、仲間だと認定した人に対して愛情を感じ、大切にしようという傾向が強まるものです。 裏を返せば「敵だ」と認定した人には、強く敵意を向けるという働きがあります。要するに、これが“ガルガルしている”という状態です。 当然これは男性にもあり、分泌が多い男性だっているはずです。 要は、このホルモンの働きとどう向き合っていくかということだと思います。 客観的に、あなたの義父母が息子さんに危ないことをしているのであれば話は別ですが、落ち着いて観察すれば、きっとそのようなことはないと感じると思います。 いきなりは難しいと思いますが、「周りの人を仲間だと感じられる行動」を少しずつ増やしてみましょう。 どんな人なのか話してみたり、飲みに行く・お茶をするなど、相手を知りにいく行動です。 あなたが「敵だ」と思い込んでいるだけで、実際には敵ではありません。 そう思われている奥様やおじいさん・おばあさんは、きっと悲しいと感じるはずです。 少しでも近づく努力をしてみましょう。

NLP的補足

人間関係マトリックスで言うと、おそらくご相談者の方はネガティブ自立の状態に陥っていると思います。 生まれてきた子供というのは必ず依存状態であり、いきなり自立ではありません。 この前提から考えると、今は「過度な自立状態」に入っています。 丁度いいネガティブ自立であれば、ミスなく段取りよく物事が進むのですが、過度になると強迫観念に近い状態になり、やがて誰も信じられなくなります。 まずは、期待やコントロールしたい気持ちを手放そうとしてみましょう。 手放せなくても構いません。 そして、「何をコントロールしたいのか」「コントロールしてどうしたいのか」を、自分に問いかけてみてください。

まとめ

義父母への違和感や強い感情は、決してあなたが特別なのではなく、心理的にも生理的にも起こり得る自然な反応だと思います。 まずは「自分の中で何が起きているのか」を理解し、少しずつ相手を知る行動を通じて、安心の範囲を広げることが大切です。 一歩ずつで構いませんので、ご自身のペースで進んでみてください。

締め:愛する人と生きていくーーその決断に勇気を

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

にったんのアバター にったん 米国NLP™協会認定NLP™トレーナー

米国NLP™協会認定NLP™トレーナー。
米国創始者から直接学び、日本国内外でNLPを実践・指導。
マネジメントゲーム(MG研修)において10年以上の実績を持ち、
延べ1,000人以上の経営者・ビジネスリーダーを育成。

また、国内最大級のパパコミュニティ「パパ育コミュ」の理事として、
育児・パートナーシップ支援にも積極的に取り組み、
朝日新聞・フジテレビ「ノンストップ!」等のメディアにも出演。

心理学・経営・家庭支援の三領域を横断し、
個人と組織の成長を支援する専門家。

コメント

コメントする

目次