2人の育児で限界…どう踏ん張ればいいの?

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【お悩み相談内容】二児育児の連夜の寝不足と仕事の両立に限界

私は20代、二児のパパです。 仕事から帰ってきて、子供達をお風呂入れて、2ヶ月の子を寝かしつけて、夜も夜泣きで何回か起き、それにつられて2歳児も起きて泣き、夫婦でなだめて寝かしつけ、次の日は上の子を保育園に送って仕事に行き、思うようなパフォーマンスが発揮できなくて職場では怒られ、責任ものしかかり、頑張って働きくたくたになって帰って、また子供の、、の繰り返しで、頭がおかしくなってしまいそうです。1人の時は大丈夫だったのですが、2人目になって、自分の容量のなさを痛感しています。そのような経験はありましたか?どのように乗り越えたのでしょうか?

にったんの回答(個人的見解)

めっちゃ分かります。わー!というか、もうね、子どもが一人でも二人でもいる人は、みんな一度は通ると思いますし、私も実際そうでした。ママは本能的に育児できるんかな、とどこかで思い込んでいましたが、実際は妻もかなり参っている感じでした。

それに、パパのコミュニティでも同じ話がよく出ます。原因はタスクが増えていることもありますが、もう一つは「理想のパパ像」に近づこうとしすぎていることかもしれません。独身のころに思い描いた“いい感じの両親像”に届かず、理想と現実のギャップに苦しくなるんですよね。

だからこそ、理想のハードルをぐっと下げるのが大事だと思います。全部を適当にするのではなく、「ここはこだわる、他は手を抜く」と決めることです。私の場合は、仕事に全力を注ぐのをやめて、ほどほどにする、残業しない、出世は一旦手放す、といった選択をしました。

家の片付けも、もう“完璧”は目指しませんでした。夫婦で「どこを大事にしたいか」を話し合って、役割と基準を合わせる。そこが整うと、不思議と気持ちに余白が生まれるように思います。

NLP的補足

マトリクスの観点でお話しすると、子どもが生まれた直後は「ポジティブ自立」に寄っていたのかもしれません。明るく、何でもやるぞという勢いがある状態ですね。ただ、それが続かず、育児や仕事の疲れが重なって、今は「ネガティブ依存」に傾いている可能性があります。自分の内側に意識が向きやすく、辛さを増幅して感じやすい段階です。

このとき、奥さんが反対側のエネルギーで支えてくれると回復が早いのですが、夫婦そろってネガティブ依存に沈むこともあります。その場合は注意が必要です。まずは「気分が緩む時間」をどう作るかを話し合うのが良さそうです。

短時間でも、二人で同じ方向を見られる時間を確保する。そこで、何をやめるか、どこを緩めるか、どこは大事にするかを決めていく。小さくても合意が積み上がると、心の足場ができていくと思います。

まとめ

今日からは、理想の基準を少し下げてみるのが良いかもしれません。全部を頑張るのではなく、こだわる所と手を抜く所を分ける。夫婦で「何を守り、何をやめるか」を言語化して揃える。

夜泣きや送り迎えは、しばらく波があります。だからこそ、在宅の残業削減や家事の簡略化など、効果の大きい所から崩していくのが現実的だと思います。心の余白は、家族の笑顔を守る土台になります。

【今日からの3ステップ】

  • 理想のハードルを下げる宣言。「残業しない」「掃除は7割でOK」など1〜2個だけ。
  • 夫婦会議を15分。大事にする所・やめる所・保留を三つに仕分け。
  • 回復ルーティンを一つ固定。5分シャワー、10分仮眠、15分の抱っこ交代など。

最後に、うまくいかない日が続いても、それは実力不足の証拠ではないと思います。二人育児は、仕組みと期待値の再設計が要るものかもしれません。焦らず、試して、学んで、また調整していきましょう。

愛する人と生きていくーーその決断に勇気を。

【本文文字数:1263字】

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この記事を書いた人

にったんのアバター にったん 米国NLP™協会認定NLP™トレーナー

米国NLP™協会認定NLP™トレーナー。
米国創始者から直接学び、日本国内外でNLPを実践・指導。
マネジメントゲーム(MG研修)において10年以上の実績を持ち、
延べ1,000人以上の経営者・ビジネスリーダーを育成。

また、国内最大級のパパコミュニティ「パパ育コミュ」の理事として、
育児・パートナーシップ支援にも積極的に取り組み、
朝日新聞・フジテレビ「ノンストップ!」等のメディアにも出演。

心理学・経営・家庭支援の三領域を横断し、
個人と組織の成長を支援する専門家。

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