目次
【お悩み相談内容】妻の言葉が怖い…『忘れてた?』と言われた夜
夫婦間で辛いことがありまして、アドバイスを頂戴できたらと…。
生後5ヶ月の娘が泣き、妻が別の部屋であやしている。
その間、私は里帰り先の妻の両親と話をしていました。
話が終わって子どもの部屋に向かうと、妻が明らかに怒っている様子で、
「〇〇(娘の名前)のこと、忘れてたでしょ!」
と強い口調で言われました。
その瞬間、何も言い返せず、体がふらつき、貧血のように倒れそうになりました。
過労で倒れたときと同じ感覚で、妻の言葉や態度がトラウマになってしまったのかもしれません。
それ以来、妻に褒められたり感謝されても、素直に受け取れなくなってしまいました。
一人で公園に出かけたり、少し離れると気持ちは楽になるのですが、
また同じことが起こるのでは…と思うと怖くて、妻との生活に不安を感じています。
にったんの回答(個人的見解)
とても苦しい体験だったと思います。体が反応したのは当然かもしれません。安全を守るためのサインとも言えます。まずは自分を責めないでください。
妻の言葉は責めだけでなかったかも。不安や孤独の叫びだった可能性も。正しさの議論より感情の確認が先。何が怖かったのかを聴けると良い。
その場で決着を付けない工夫です。白黒を急ぐほど関係は固まりがち。いったん保留し、言葉を減らします。『今は落ち着かせたい』とだけ伝える。時間を置くと対話が整いやすいです。
再開時は事実と感情を分けて話す。『娘が泣いた』『別室だった』など。次に『私も焦って怖かった』と共有。そして望む行動を具体に一つだけ。『次は合図したら来てほしい』など。
あなたの安全基地も用意しましょう。一人散歩や深呼吸は有効かもしれません。回復してから話す方が建設的です。小さな成功を一つずつ積みましょう。
ふらつきは神経の防衛反応かもしれません。闘うか逃げるか凍るかの反応です。『いま凍っているな』と名づけてみます。水を飲み、足裏の感覚に意識を戻します。体が落ち着くまで話を保留してよいのです。
平時に小さな約束を作ると助かります。合図の言葉や目線を決めておきます。役割分担も一つだけ決めておきます。『泣いたら私が抱く』などで十分です。守れたら互いに小さく称え合いましょう。
NLP的補足
今回の鍵はメタモデルです。人は現実を言語化する際に、削除・歪曲・一般化が起きます。
今回は『因果の飛躍』が焦点です。
『来なかった→忘れていた』という。単線の結論へ飛ぶ癖が働くことがあります。
まず自分の内側を点検します。他の理由はなかったかと問い直す。
例『会話が区切れなかっただけ?』。次に相手へは優しく確認します。『忘れていたと思ったの?』と聴く。相手を直さず、自分の認知を整える。それが対話の土台になりやすいです。また『読心術』も起こりやすいです。『きっと私を軽視したのだ』という。証拠が薄い解釈に飛ぶ反応です。一般化にも注意がいります。『いつも忘れる人だ』と広げがちです。言葉を具体に戻すと楽になります。『この場面で来なかった』へ戻します。そして望む行動を一つに絞ります。合意できれば関係の安全度が上がります。







コメント