目次
- 【お悩み相談内容】義実家との距離の置き方について
- どこまで関わる?線引きの考え方
- 角を立てない伝え方のコツ
- にったんの回答(個人的見解)
- NLP的補足:地図は領土ではない
- まとめ:関係を壊さずに心地よい距離を保つには
【お悩み相談内容】義実家との距離の置き方について
【お悩み相談】義実家との距離の置き方について 結婚後の義実家との関係について悩んでいます。 出産をめぐるやりとりの中で、義母や義姉からの言葉に深く傷つくことがあり、それ以来どう関わるべきか迷っています。 当時、妻は「里帰り出産はしない」と伝えたのですが、 義実家側から「せっかく準備したのに」「親不孝だ」など、 思いやりに欠ける言葉をかけられました。 さらに、私に対しても「何ができるの?」「使い物にならない」といった否定的な言葉があり、 夫婦ともに心が離れてしまいました。 それ以来、義母や義姉とは少し距離を置くようにしています。 一方で、義父とは良好な関係を保っており、複雑な気持ちです。 出産後も一方的に「明日行くから」と連絡が来ることがあり、 どう伝えれば角が立たずに距離を取れるのか、悩んでいます。 同じように「義実家と距離を置きたいけれど、完全に縁を切りたいわけではない」 のですが、どのような工夫ができるでしょうか?教えていただきたいです。
どこまで関わる?線引きの考え方
「距離を置く」と聞くと冷たい印象がありますが、実は“関係を守るための距離”という考え方もあります。お互いが気持ちよく付き合うためには、一定の線引きが必要かもしれません。
おすすめは「訪問」と「連絡」にそれぞれルールを決めておくことです。たとえばこんな形です。
- 訪問は事前に◯日前までの連絡をお願いする
- 当日の「今から行く」はお断りする
- 連絡は夫婦どちらか経由、またはグループLINEにまとめる
- 返信はすぐにせず、夜にまとめて返す
- 赤ちゃんに関する判断は医師と夫婦で決める
ルールを決めることで「いつもモヤモヤする」状態から少しずつ抜け出せるかもしれません。
角を立てない伝え方のコツ
気を使いすぎて何も言えないと、結局ストレスが溜まります。とはいえ、言い方ひとつで関係が悪くなることもありますよね。ポイントは「理由→方針→お願い」の順に伝えることです。
- 訪問を控えてほしい時:
「今は生活リズムを整えている最中なので、訪問は◯日前までにご相談いただけると助かります。」 - 突然の来訪が困る時:
「今日は少し難しいです。赤ちゃんの睡眠リズムを優先したくて…。また日程を改めて相談させてください。」 - 否定的な言葉に傷ついた時:
「言われた言葉が心に残ってしまって…。私たちも精一杯やっているので、見守ってもらえると嬉しいです。」 - 義父との関係が良い場合:
「今後の予定は義父にも共有しますね。同じ情報で進められるようにしたいです。」
伝えるときは「お願いベース」で終わると、印象が柔らかくなります。
にったんの回答(個人的見解)
子どもが生まれると、夫婦の関係だけでなく、義実家との関係にも新しい課題が出てくるものです。私自身も、実家と義実家で価値観が違うなと感じることがありました。
世話を焼いてくれることはありがたい反面、「ちょっと遠慮してほしいな」と思う瞬間もあります。そんな時は、無理に我慢せず、夫婦で「なぜ嫌だったのか」を話すようにしています。
たとえば、「自分の親はこうだった」「自分はこう育てられた」とお互いの背景を知るだけでも、義実家の行動を少し理解できることがあります。理解はしても、完全に分かり合う必要はありません。違いを前提に、歩み寄れるところを探せばいいと思います。
大切なのは、相手を理解しようとする姿勢です。理解されるかどうかは結果論。伝えること自体に意味があると思います。
NLP的補足:地図は領土ではない
NLPには「地図は領土ではない」という前提があります。人はそれぞれの価値観や経験という“地図”を通して現実を見ています。同じ出来事でも、見る角度が違えば感じ方も違うという考え方です。
たとえば同じ山を見ても、「高い」と感じる人もいれば「登りやすそう」と感じる人もいます。義実家との関係も同じで、相手には相手の地図(背景や意図)があるのです。
だからこそ、自分の感じ方が「正しい」ではなく、「そう感じたのは自分の地図の中で」という認識を持つことが、冷静なコミュニケーションにつながります。
まとめ:関係を壊さずに心地よい距離を保つには
- 訪問・連絡のルールを明確にする
- 「理由→方針→お願い」の順で伝える
- 相手を理解する姿勢を持つ
- 義父など“つなぎ役”をうまく活用する
- 夫婦で定期的に振り返りをする
「距離を置く」は悪いことではありません。むしろ、関係を長く続けるための工夫です。完璧を目指すよりも、“また話せる関係”を守ることを意識してみてください。
文字数:約1,480字







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