ご相談内容
2歳相手の叱り方がわかりません…、最近娘が本当に言うことを聞かなくなり手を焼いているのですが、まあこういう時期なんだろうと私も夫もそこまで本気で叱ったりしてなかったんです。だけど最近たまに、少し注意したら逆ギレしてものすごい剣幕で叫んでくることとかもあり、「これは完全にナメられてるな、もう少しキツく叱った方がいいな」と夫が言い出しました。
そして今日、加湿器の上に乗って倒し、ものすごい量の水を床にぶちまけ、夫がかなり強く叱りました。(以前も上に乗って注意したことがあったので)叱られてしばらくは大泣きするんですが、まあ当然2歳児なのでまたすぐケロッとしてふざけたりします。
夫はナメられないようにと、(もちろん手は出してませんが)かなり強く、怖めに叱っていました。まだ2歳なのにそこまで強く叱っていいのだろうかと、モヤモヤしています。躾として叱るのは3歳頃からと聞いたこともあるので…。でも確かにあまりにも言うことを聞かないので困ってるのも事実です。人によって感覚は様々なので難しい質問になるのですが、注意する時や叱る時にどの程度強く叱っていますか…?特にパパさんが女の子を叱る時の叱り方を聞いてみたくて…。
ちなみに普段はめちゃくちゃ子どもの遊び相手がうまくて、娘は面白くて優しいパパが大好きです。
にったんの回答
少し悩ましいお悩みですね。あくまで私の意見ですが、1つの意見として聞き流してもらっても構いません。
まず、「叱り方」という表現が少し気になります。本当に叱らなければいけないのでしょうか。怒ると叱るは違う、という話もよくありますが、そもそもそんな感情を使わなければ、人とコミュニケーションは取れないのでしょうか。
「2歳だから、こういう叱り方をする」という基準は、どこから来ているのでしょうか。誰が言っていることなのでしょうか。少し意地悪な言い方になるかもしれませんが、どこかに「こうでなければならない」という暗黙のルールがあるようにも感じます。
大きな声を出して感情的に伝える必要があるとすれば、例えば「あと一歩で崖から落ちる」「命に関わる危険がある」といった場面くらいではないでしょうか。ゴミ箱や加湿器の上に乗ったからといって、それが何なのでしょう。落ちて怪我をして、学びになることもあると私は思います。
そもそも2歳という段階で、こちらの言葉を正確に理解できるはずもありません。そこに強い態度を向けるのは、少し傲慢さを感じてしまいます。きっと、そんなつもりはないとは思うのですが、「叱り方を教えてください」という問い自体が、どこか人を管理する前提に立っているようにも見えます。少し立ち止まって考えてみてもいいのかもしれません。
NLP的補足
NLP的な視点で見ると、「ロスト・パフォーマティブ(Lost Performative)」が関わっているように思います。
ロスト・パフォーマティブとは、「誰が、どんな理由でそう判断したのか」が抜け落ちたまま、「それが正しい」と思い込んでしまっている状態のことです。例えば、「早寝早起きは良い」「牛乳は体に良い」「2歳はこうやって叱ると良い」といったものです。
多くの場合、親や兄弟、学校の先生などから、論理的に考えられない時期に言われた言葉が、理由や状況を失ったまま残り続けます。その価値観が本人の目的に合っているなら問題ありません。
しかし今回のように、「娘さんと仲良く、楽しいコミュニケーションを取りたい」という目的があるのであれば、その価値観は見直してもいいのではないかと思います。価値観を変えることで、関係性がより楽になる可能性もあります。
愛する人と生きていくーーその決断に勇気を







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