カフネ

カフネ Kindle版

阿部暁子 (著) 

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『カフネ』を読んで感じたこと

『カフネ』を読みながら、「笑顔で人のニーズだけを満たす人が、どれほど苦しいか」ということに気づかされました。味覚障害という描写が心の痛みの象徴として出てくるのは印象的で、優しさが自己犠牲に変わる瞬間を静かに描いています。

不妊治療に関する描写も、単なる医療や制度の話ではなく、「理解されない痛み」を丁寧に描いている点に心を打たれました。私自身、経験のない領域でも「こういう孤独があるのか」と思わず胸が詰まりました。

苦しみの連鎖を断ち切る強さ

父から受けた痛みを、「自分はそうならない」と決めても、心の奥ではその影と戦い続ける。その葛藤に、人の強さと脆さの両方を見ました。

人はみな、何かしらの“連鎖”を抱えて生きています。けれど、それに気づき、見つめ、そして「自分のところで終わらせよう」とすること。その行為こそが、本当の強さなのかもしれません。

気になった方は、ぜひ手に取ってみてください。

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この記事を書いた人:にったん(NITTA WORKS)

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この記事を書いた人

にったんのアバター にったん 米国NLP™協会認定NLP™トレーナー

米国NLP™協会認定NLP™トレーナー。
米国創始者から直接学び、日本国内外でNLPを実践・指導。
マネジメントゲーム(MG研修)において10年以上の実績を持ち、
延べ1,000人以上の経営者・ビジネスリーダーを育成。

また、国内最大級のパパコミュニティ「パパ育コミュ」の理事として、
育児・パートナーシップ支援にも積極的に取り組み、
朝日新聞・フジテレビ「ノンストップ!」等のメディアにも出演。

心理学・経営・家庭支援の三領域を横断し、
個人と組織の成長を支援する専門家。

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